【自宅で簡単】テンパリングのフレーク法をわかりやすく解説

テンパリング方法

自宅でのテンパリング作業はハードル高く感じませんか?
チョコレートの温度管理や扱いって少し難しそう…と感じている方も多いのではないでしょうか?

本記事ではテンパリングの中でも特に初心者向けの方法をご紹介します!✨

僕はショコラティエをして全日本チョコレートコンクールで日本2位に輝いた経験があります🏅

そんな僕が、この記事では「フレーク法」と呼ばれるテンパリング方法を、ご紹介します。

この記事を読むと、初心者でも成功しやすいフレーク法の手順や、失敗しやすいポイントをしっかりと抑える事が出来ます。

フレーク法とは?🍫✨

フレーク法は、テンパリングの一種で、細かく削ったチョコレート(フレーク)を溶かしたチョコレートに加えて、テンパリングする方法です。

適切な温度に保ちながら混ぜることで安定したテンパリングができ、自宅でも実践しやすい方法の一つです。

他のテンパリング方法より粘度が高く仕上がるためチョコレートを厚がけしたいときやペンで文字を描きたいときにおすすめです。🍫

フレーク法のメリットとデメリット

フレーク法の特徴
メリットデメリット
初めてでも簡単にテンパリングができる
フレークの準備が必要:テンパリング済みのチョコレートをフレーク状に刻む作業が面倒。
チョコの量が少なくてもテンパリングすることができる
チョコレートの結晶が重要になるためクーベルチュールが必要
温度管理が他の方法より簡単である
大量チョコをテンパリングには不向き

少量のテンパリングがとりたくて尚且つテンパリング慣れしてない人におすすめの方法です!

フレーク法のやり方

【準備】必要な道具/作業目安時間:20分⏳

道具🛠️

  • 温度計(デジタル推奨)
  • ゴムベラ
  • 耐熱ボウル(プラスチックまたはガラス)
  • (あればハンドブレンダー)

テンパリングの作業環境🏡

エアコンの温度は25℃に設定しましょう。

→テンパリング作業が終わったら風量は弱に設定しましょう!

道具に水がついていないか確認してください。

室温が低すぎるとチョコレートが直ぐに固まってしまうので冬場は注意です❄️

テンパリング作業🍫🛠️

1. フレークを準備する🔪

テンパリングしたいチョコレートを7:3で分けます。

たとえば、140gと60gに分けて準備します。60gのチョコをグレーダーや包丁で細かく削り、

フレーク状にします。ミルミキサーやフードプロセッサーを使えば簡単に砕けます✨

2. チョコレートを溶かす🔥

140gのチョコを電子レンジで45℃まで溶かします。

600Wで30秒ごとに様子を見ながら加熱し、チョコが焦げないようにたまに混ぜて下さい。

3. フレークを加える🌀

溶かしたチョコが45℃になったら、準備したフレークをすべて加え、つぶが残らないように溶かします。

4. 温度を確認する🌡️

温度が32℃以下になっていれば、テンパリングが成功です!

32℃以下になっていない場合は更に細かく砕いたチョコレートをティースプーン半分位づつ入れて温度を下げましょう!

フレーク法のメカニズム🔍

フレーク法は、タブリール法や水冷法と違い、自分でチョコレートの結晶を作るわけではありません。完全に結晶が崩れたチョコ(45℃)に、結晶がしっかりできたチョコを加えることで、チョコの中で新しい結晶を形成します。このため、初心者でも簡単にテンパリングができるのです🎉

成功させるためのポイント💡

『温度管理が鍵』🔑

フレーク法では、温度の管理が最重要です。チョコにフレークを加える際に温度が高すぎると、フレークが溶けてテンパリングが失敗してしまいます。

フレークを加える前に温度が45℃になっているか確認しましょう📏

『ゆっくり、よく混ぜること』🌀

フレークを加えた後は、ゆっくり丁寧に混ぜることが大切です。温度のムラを防ぎ、チョコの美しいツヤと食感を引き出せます。よく撹拌することで、チョコの結晶が増えていくので、しっかり混ぜましょう✨

ゆっくり混ぜることでチョコレートに空気が入るのを軽減することができます。

注意点⚠️

  • クーベルチュールチョコを使うことが必須です。準チョコレートなどは、結晶が安定しないのでフレーク法には向きません。
  • フレークを加えたら、ゆっくり時間をかけて温度を下げていきましょう。急いで温度を下げる(急に混ぜる)とチョコレートの温度が均一にならないため、テンパリングができているが油脂の筋ができてしまいます。
  • テンパリングの温度が32℃以下になったら、フレークが完全に溶けているか確認をしましょう。32℃まで下がらない場合は、追加でフレークを少しずつ加えて温度を調整しましょう。
  • フレークは、グラニュー糖くらいの細かさが理想です。大きいと溶け残ることがあります。

初心者へのおすすめアドバイス🍀

フレーク法は、テンパリング初心者にもおすすめです。チョコの溶かし温度やフレークの量を守れば成功しやすくなります。同じ温度と分量で挑戦してみてくださいね🎯

フレークは必ず砕いてから加えないと、溶け残る可能性があるので注意!ちょっとした手間がかかりますが、成功率が高いため、初めてのテンパリングには最適な方法です。

まとめ🎁

フレーク法は、テンパリング初心者でも気軽にチャレンジできる方法です。温度管理をしっかり行えば、家庭でもプロ並みの仕上がりが目指せますよ🏠🍫 初めてのテンパリング挑戦には、ぜひこの方法でおいしいチョコ作りを楽しんでみてくださいね🎉